氷見にこんな場所が!?淡水魚の「ひみラボ水族館」

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氷見市にある「ひみラボ水族館」に行ってきました!
氷見といえば寒ブリなど海の魚が有名ですが、ここで見られるのはなんと「淡水魚」。
「えっ、氷見で川の魚?なんで?」と思いましたが、実際に行ってみると「なるほど〜!」と納得の水族館でした。

ひみラボ水族館とは

廃校となった小学校を活用し、富山大学理学部と氷見市が連携して研究室としての活動を開始しました。その後しばらくして、研究内容の紹介や地域の生物の展示、体験・教育の提供を目的とした「ひみラボ水族館」が開設されたそうです。

見学対象は「主に小学生」とされていましたが、年齢に関係なく見学可能で、大人が見ても十分に楽しめる内容でした。

入館料 無料
開館時間 10:00~15:30
休館日 月曜日(土曜日曜祝日は開館)・冬季休業(年末~3月中旬)
住所 〒935-0113 富山県氷見市惣領1927
電話番号 0766-91-2249

氷見市街地から約10km、能越自動車道「氷見南IC」から約1.5kmとアクセスも良好で、駐車場も完備されていました。

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氷見で淡水魚!?

氷見といえば全国的にもブリをはじめとする海の幸が水揚げされる港町として知られており、「水族館」と聞くとやはり「海の魚」を思い浮かべてしまいます。
しかし、「ひみラボ水族館」では、淡水の生き物が主役となっています。

富山県は海のイメージが強いかもしれませんが、実は山や森も多く、多種多様な生き物が生息している地域でもあります。
日本全国にはおよそ320種類の淡水魚が確認されており、富山県内では約100種類、そのうち氷見市内では約60種類が見られるとの事でした。
「ひみラボ水族館」では、その中から約30種類が展示されているそうです。

近くの川に貴重な魚「イタセンパラ」が生息しているのも、この場所を研究施設「ひみラボ」にした決め手の一つのようです。「イタセンパラ」は、絶滅危惧種で天然記念物にも指定されており、全国でもごく一部でしか確認されていない魚との事でした。

小学校を利用した館内

小学校を利用した展示スペースという事で、校舎を歩き回るととても懐かしい気分になります。

図書ルームには校長室にありそうな立派なソファーが!そして、たくさんの書籍や図鑑がそろっていました。

展示されている生き物たち

展示されてる魚たちは、それぞれに解説や生息地の情報があり勉強になります。何より目を引くのが横に描かれてるイラスト!これがめちゃくちゃ上手で、つい見入ってしまいます。

聞いたところによると、このイラストは職員さんの手描き。しかも、もともと魚に詳しくなかった方らしく、その分素直な視点がそのまま絵になっていて、なるほどなーっと思ってしまいます。

外来魚は料理紹介もされています。

展示の解説や職員さんのお話を通して、初めて知ることや驚きがたくさんありました。
たとえば、「ます寿司」に使われるマスのように海と川の両方で生活する魚は、海水魚なのか淡水魚なのか?という疑問。
さらに、川に二枚貝がいることや、春に生まれて冬を越さずに一生を終える魚がいることなど。川は身近だと思っていたのに「まだまだ知らないことって多いなぁ」としみじみ感じました。

体験も出来ます

ひみラボ水族館では見学だけではなく、「アメリカザリガニ釣り」や「鯉のエサやり」など様々な体験が出来るそうです。


また、事前に予約をすれば、職員さんと一緒に近くの川へ出かけて実際に生き物とふれあう体験もできるそうです。


ライフジャケットの貸し出しもありました。

ひみラボ水族館の職員さんは、水族館の中だけでなく、市内の小学校に出向いて一緒に川へ行って生き物とふれあう体験授業をサポートしたりと、地域に根ざした活動もされているそうです。

おわりに

田舎育ちの私は、放課後になると川や田んぼで名前も知らない生き物を捕まえて遊んでいました。
そんな昔の記憶がよみがえるような、懐かしさを感じさせてくれる施設でもありました。

最近では、学校で動物を飼育する機会が減ったり、生き物とふれあう場が少なくなってきているとも聞きました。ここはお子さんたちにとって、貴重で楽しく、そして学びの多い場所なんだと実感しました。

自然や生き物が好きな方、ちょっと懐かしい気分にひたりたい大人の方にもおすすめです。
氷見市街地からも車で20分ほどで行けますので、氷見観光の際にもぜひ訪れてみてください。

氷見市街地で私のお気に入りは、氷見漁港場外市場「ひみ番屋街」。
海の幸やお土産が豊富なので、見ていて飽きません。 

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